製品を導入することになった背景

2015年の夏、株式会社NEXCOシステムソリューションズは、グループ企業からファイル転送サービスのリプレース提案の要請を受けました。これまで自社開発のファイル転送サービスを使用していましたが、保守期限の終了を機に、よりセキュアで利便性に優れたサービスへの移行を検討していたのです。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社NEXCOシステムソリューションズは、旧サービスがIE11に対応しておらず、ファイル容量の上限が100MBまでという制約があることを認識していました。このような制約のため、セキュリティと使い勝手の問題を一度に解決する新しいファイル転送サービスの導入が必要となりました。

導入前の課題に対する解決策

株式会社NEXCOシステムソリューションズは、クラウドベースのファイル転送サービスの選定を開始し、3社の中から最終的にクリプト便を選択しました。選定の際、最も重視したのは、要求するセキュリティが完全に担保されているかどうかでした。クリプト便は、安全性、利便性、保守性の3つの要件をすべて満たしていました。

製品の導入により改善した業務

クリプト便の導入により、約5,300アカウントの大規模ユーザーの利便性が向上しました。特に、社内認証基盤とのシングルサインオン機能を利用することで、ユーザーはActive DirectoryのID/パスワードをそのままクリプト便にも使用できるようになりました。これにより、ユーザーの利便性が大幅に向上し、情報漏えいのリスクも抑制されました。また、クラウドサービスとしてのクリプト便の導入により、オンプレミス時代の経費が不要となり、コスト削減が実現されました。