製品を導入することになった背景

株式会社ココペリ様(以下:ココペリ)は、中小企業を支援する様々なサービスを提供してきました。主力サービス『ビッグアドバンス』は中小企業のDX化・経営支援を行うプラットフォームとして、多くの企業が利用しています。2020年12月に上場を果たしたココペリは、上場後の人事評価制度の改革と合わせて、OKRの導入を検討し始めました。上場直後の活気ある社内環境と、固まりつつある会社のカルチャーを考慮しながら、OKRの導入過程を進めていきました。

導入前に企業が抱えていた課題

ココペリでは、以前はMBO方式での人事評価を行っていましたが、この方式にはいくつかの課題がありました。具体的には、個人目標が形骸化してしまったり、個人目標が会社目標と直接繋がらないという問題が生じていました。また、MBO方式では目標を日常的に意識することが難しく、期末の評価面談では振り返りを行うものの、日々の業務には反映されていないという状況でした。

導入前の課題に対する解決策

上記の課題を解決するために、ココペリはOKRの導入を検討しました。OKRは、個人目標だけでなく、会社全体の目標との関連性をツリー構造で可視化することができるため、これにより「会社でワクワクする」状態を実現できると考えられました。また、OKRの導入に際しては、経営陣や役職者のコミットメントが必要であり、組織のゴールとしてサービスの向上を目指す中で、OKRを導入することが適切であると判断されました。

製品の導入により改善した業務

OKRの導入により、ココペリでは目標設定の方法が大きく変わりました。具体的には、3ヶ月ごとや1週間ごとに目標や取り組み方を迅速に見直すことができるようになりました。これにより、事業のフォーカスが変わるたびにチームの構成や方針を変更する必要がなくなり、柔軟に業務を進めることが可能となりました。OKRの導入による効果はまだ具体的な数字で示されていませんが、今後の業務改善に大きな期待が寄せられています。