製品を導入することになった背景

サウンドボックス株式会社の代表は、1980年代前半まで某商社で海外貿易ビジネスを担当していました。円高メリットを活かし、ヴィンテージオーディオ機器の輸入に注目。1984年4月にサウンドボックスを設立し、その後サウンドボックス株式会社として独立しました。しかし、バックオフィス業務が本業の音響機器の輸入販売に集中することを妨げていました。そこで、効率的な業務遂行のためにソフトウェアの導入を検討することとなりました。

導入前に企業が抱えていた課題

代表は、ヴィンテージオーディオの輸入販売を主事業としていましたが、オーディオ製品のユーザーサポートやメンテナンス、修理なども手掛けていました。弥生シリーズの販売が開始されたのは1987年で、代表もこの頃から「弥生会計」を使用していました。しかし、販売管理に関しては、自らDOSで作成したカード型データベースを使用していました。この管理方法には次第に限界が見え、Windowsへの移行やMicrosoft Accessの試用など、さまざまな試行錯誤を繰り返していました。

導入前の課題に対する解決策

代表は、使用していた「弥生会計」のシリーズから「弥生販売」がリリースされていることを知り、2008年から「弥生販売」を導入しました。この製品は、売上管理と帳票作成に特化しており、得意先や仕入先の台帳管理を行うことで、伝票の作成が簡単になりました。また、帳票の多くはオリジナルレイアウトで出力可能で、不要な項目の削除やサイズ調整などが自由に行えました。

製品の導入により改善した業務

「弥生販売」の導入により、日常の業務ルーティーンとして「弥生会計」を毎日開き、売上状況などをレポート機能で確認するようになりました。税理士との連携もスムーズに行えるようになり、売上管理と帳票作成も効率的に行えるようになりました。特に、帳票のデザインを自由に編集できる機能は、得意先の指定用紙に合わせた帳票の作成や、自社のロゴ画像の配置など、オリジナルの帳票作成に大変役立ちました。