製品を導入することになった背景

ソフトバンクグループの人事・労務・安全衛生業務を受託するSBアットワーク株式会社は、6年程前にグループ企業向け人事システムを全面リプレースしました。新しいシステムではデータ抽出機能が不足しており、グループ企業の要望に標準機能では対応しきれなくなりました。特にソフトバンク株式会社からの要望は多く、データ抽出専用のサーバ構築も課題となっていました。これらの背景から「軽技Web」の導入を検討することとなりました。

導入前に企業が抱えていた課題

新たなシステムのデータ抽出機能が不足していたため、システムサービス部が直接DBからデータを抽出して対応する必要がありました。ソフトバンクグループ50社以上からの問い合わせが多く、特にソフトバンク株式会社からの要望は大きな負担となっていました。データ量の増加とともにサーバの負荷も増大しており、新たなサーバ環境の構築が課題となっていました。

導入前の課題に対する解決策

新たなサーバ環境にDBをレプリケーションし、グループ企業が自由にデータを抽出できる仕組みを実現するために「軽技Web」を導入することを検討しました。また、ツールの選定にあたり、PostgreSQLとChromeの対応、UIの分かりやすさ、カスタマイズの可能性などを重視しました。

製品の導入により改善した業務

「軽技Web」の導入により、ソフトバンクの人事担当者が自身でデータを抽出できるようになりました。これにより、SBアットワークのシステムサービス部での対応が大幅に減少しました。データ抽出から授受業務の時間が年間数千時間から8割近く削減され、ソフトバンクの人事担当者にとってもデータの確認が容易になりました。さらに、業務の効率化により、他のコア業務への集中や人員の再配置が可能となりました。