製品を導入することになった背景

株式会社みずほ銀行は、個人から大企業、金融・公共法人、さらには海外の日系・非日系企業まで、幅広いお客さまを対象として銀行業務やその他の金融サービスを提供しています。特に、海外トランザクションバンキングに関する企画業務を担当するグローバルトランザクション営業部業務管理チームは、お客さまのキャッシュフロー状況を正確に把握し、適切な提案を行うためのデータ分析が不可欠でした。

導入前に企業が抱えていた課題

グローバルトランザクションバンキング営業では、膨大な量の資金をグローバルに動かしており、その分析すべきデータ量も非常に多いという課題がありました。具体的には、1か月あたり数百万件のデータを分析することが珍しくありませんでした。従来の方法では、各種サーバーからデータをCSV形式でダウンロードし、データベース製品に取り込んで分析を行っていたため、集計作業に相当な時間がかかっていました。

導入前の課題に対する解決策

データの集計作業に時間がかかる上、一度に扱えるデータ量にも上限があったため、効率的なデータ分析のための新しい方法を模索していました。この課題を解決するために、Tableauの導入を提案しました。2018年4月にTableau Desktopの利用を開始し、その後組織全体での導入を目指してプロジェクト化の提案を行いました。

製品の導入により改善した業務

Tableauの導入により、データの可視化や分析が大幅に効率化されました。特に、データの取り込みや集計作業の時間が短縮され、より迅速なデータ分析が可能となりました。また、Tableauの活用により、組織全体をデータドリブンにするための取り組みも進められ、Tableauのユーザー数は約300名に増加しました。