製品を導入することになった背景

1899年に創業した株式会社住友倉庫は、多岐にわたる物流サービスを提供しています。特に通関業務においては、多くの手続きと確認作業が必要で、これが業務効率の障壁となっていました。そこで、同社は業務効率化と生産性向上を目的にABBYY FlexiCaptureを導入することを決定しました。

導入前に企業が抱えていた課題

通関業務は多くの確認作業が必要で、特に「インボイス」の処理が時間と労力を要していました。取引先によってインボイスの形式が異なるため、スタッフが目視で確認し、システムに転記する必要がありました。このような作業が業務効率を低下させ、スキルの高いスタッフが必要とされていました。

導入前の課題に対する解決策

業務効率化のために、株式会社住友倉庫はOCR(Optical Character Recognition)技術の導入を検討しました。しかし、単純なOCR技術では不十分で、AI-OCR技術が必要であると判断されました。その結果、ABBYY FlexiCaptureが選ばれ、日本電気株式会社(NEC)とのパートナーシップが組まれました。

製品の導入により改善した業務

ABBYY FlexiCaptureの導入により、インボイスの処理時間が大幅に短縮されました。具体的には、40分以上かかっていた作業が4分程度にまで短縮され、月間で100時間の労力が削減されました。また、システムが簡単に操作できるため、業務の標準化が進み、生産性がさらに向上しました。