製品を導入することになった背景

ポート株式会社は「就活会議」というメディアをM&Aした際、反社チェックの業務が法務グループの人員に対して多くなり、業務の拡大に伴いコストも増加する問題が発生しました。当初の解決策としては人員を増やすという議論が進んでいましたが、結果として利益が変わらないという状態になることが予想されました。そのため、他の解決策を模索する中で、社内でのコーポレートDXのキャンペーンや電子契約システムの導入などの動きがあり、RPAを導入することを検討することとなりました。

導入前に企業が抱えていた課題

ポート株式会社では、反社チェックの業務が増加し、法務グループの人員だけでは対応が難しくなっていました。具体的には、取引先の反社チェックを全てし直す作業や、1年に一度の全取引先に対する反社チェックの再実施など、大量の作業が発生していました。これにより、担当者が1日の大部分を反社チェックの業務に費やす状態となり、業務の効率化が求められていました。

導入前の課題に対する解決策

業務の自動化について検討する中で、RPAを導入することが考えられました。ポート株式会社は、Salesforce連携の実績があるAUTOROを選定しました。反社チェック業務の一部はSalesforceを通じて行われており、AUTOROのSalesforce連携の実績が導入の決め手となりました。また、AUTOROのトライアルを通じて、業務の80%を削減できる可能性が見込まれ、これが導入の大きな要因となりました。

製品の導入により改善した業務

AUTOROの導入により、反社チェックの業務が大幅に効率化されました。具体的には、調査にかかる時間が1件あたり1分短縮され、1ヶ月で3,000社分の作業が行われる中で、その効果は非常に大きかったです。また、社内の担当者だけで業務を全て賄えるようになり、人件費として「1人分」の削減が実現しました。これにより、担当者が他の業務にもリソースを振り向けることができるようになりました。