製品を導入することになった背景

株式会社JSOLは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、社員の通勤制限や物流の混雑への対策が必要となりました。この大規模なイベントによる影響を受けずに業務を継続するため、同社は新たなシンクライアント環境の構築に着手しました。この取り組みは、高いセキュリティと働き方改革の両立を目指すものであり、支えとなったのはVAIO S13でした。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社JSOLは、以前からVMware Horizonを用いた仮想デスクトップ環境とWindows Embedded OSによる端末でシンクライアント化を実現していましたが、これらの環境は既に老朽化しており、更新が必要でした。また、従来のシステムではWeb会議などの新しい働き方に対応できていないという課題もありました。

導入前の課題に対する解決策

株式会社JSOLは、シンクライアント環境の刷新を決定し、新しいOSへの対応と端末の入れ替えを行いました。特に重要視されたのは、シンクライアント端末でWeb会議が行えるようにすることで、2020年に向けた新しい働き方を実現するための導入でした。また、自社でのシンクライアント環境の構築を通じて、お客様へのモデルケースとして提案することも目標とされました。

製品の導入により改善した業務

VAIO S13の導入により、株式会社JSOLは高セキュリティと運用コストの削減を実現しました。社内では無線LANを用いた仮想デスクトップの使用、社外からはスマートフォンのテザリングを利用したVPN接続により、柔軟な働き方が可能になりました。また、電源を落とすことでデータが初期化されるため、万が一の紛失や盗難の際もセキュリティが担保されるようになりました。これにより、東京オリンピック・パラリンピック期間中でも業務の継続が可能となり、新しい時代の働き方に対応するシンクライアント環境を構築することができました。