製品を導入することになった背景

中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社様は、東名高速道路や中央自動車道などの日本の大動脈を45年以上にわたって技術で守り続けています。同社は、見積依頼から契約決定までの一連の業務の効率化を目指し、ACT-MBB調達・購買テンプレートを導入しました。このシステムは「NBsys」として社内で命名され、業務フローの見直しとともに、業務に適合するようにカスタマイズが行われました。

導入前に企業が抱えていた課題

中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社様は、高速道路の安全を守るために多種多様な業務を行っていました。業務範囲が広く、関係する協力会社の数も多かったため、協力会社の管理や発注、契約のプロセスは複雑でした。内部統制を強化するために、各事業部で行っていた見積依頼から見積書受領の業務を経営企画部契約審査課に集約することが決定されました。しかし、システム導入前はExcelでの管理やメールを基本とした業務が多く、効率化と正確性の両立が困難でした。

導入前の課題に対する解決策

2017年からシステム化の検討が始まり、協力会社情報の一元管理、見積・契約手続きの効率化、内部統制の強化を主な目的としてシステム導入が検討されました。BBSの提供するシステムは、業務ノウハウや業務理解度が高く、システムの拡張性も高かったため、BBSをパートナーとして選択しました。システムは段階的に導入され、業務要件やフローの整理を行いながら、機能拡張が進められました。

製品の導入により改善した業務

システムの導入により、業務プロセスの見直しや社内規程の変更が行われ、見積依頼から契約に至るまでのリードタイムは半分以下となりました。また、Web-EDIを通じての協力会社とのやり取りにより、事務作業や郵送費が削減されました。処理状況のステータスを一覧画面で確認できるようになり、作業の遅れやモレを防ぐことができるようになりました。さらに、内部統制も強化され、業務の透明性が向上しました。