本記事では、企業がOKR管理ツールを導入することで、どのような効果を得られたのかについて紹介します。導入した企業の業種と規模を確認し、導入前の課題から改善の施策、導入後の効果を知ることでOKR管理ツールを導入する際の参考にしましょう。
導入事例1:株式会社クラッソーネ(導入製品:Wistant)
わずか4ヵ月で人事制度をフルリニューアル。Wistantと二人三脚で取り組んだ、本気のマネジメント改革の全貌
業種 | 企業規模 |
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IT・情報通信 | 不明 |
導入前の課題
過去の人事制度にはいくつかの課題が存在していました。まず、柔軟性に欠け、スタートアップのフェーズに適合していないという問題がありました。また、MVV(Mission, Vision, Values)の浸透度も低く、制度と実際の体現との間にギャップがあったことが課題でした。目標設定の不足により、マネージャーがメンバーを適切に支援できず、個人の成長が妨げられるというモヤモヤも存在していました。
改善の施策
新たな人事制度のリニューアルに取り組む中で、以下の施策が行われました。まず、行動基準の策定と導入により、社内の行動指針を明確化しました。さらに、OKR(Objectives and Key Results)を導入し、高い目標設定と戦略的な取捨選択を可能にしました。1on1の運用を強化し、フィードバックの質を向上させるために研修も行いました。
導入後の効果
新しい人事制度の導入により、以下のような効果が得られました。まず、MVVの浸透度が高まり、より良いサービスを提供できるチームが形成されました。OKRの採用により、大企業のような現実的な目標設定から脱し、ムーンショットといえる高い目標を設定することが可能になりました。組織全体でのフォーカスが明確化され、目標の達成度に基づいた評価と報酬の仕組みも改善されました。1on1の充実度が向上し、メンバーの成長支援が強化されました。Wistantとの連携により、目標管理やフィードバックが効率的に行われるようになりました。
導入した製品:Wistant
Wistantの製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/35276/
Wistantの事例一覧はこちら→ https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=35276
導入事例2:みさき投資株式会社(導入製品:Resily)
ResilyによってOKRが浸透し、全社でやるべきことが見える化されるようになった|みさき投資株式会社
※出典:ResilyによってOKRが浸透し、全社でやるべきことが見える化されるようになった|みさき投資株式会社 – Resily株式会社(リシリー)
業種 | 企業規模 |
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金融 | 不明 |
導入前の課題
当社は小規模な会社でありながら、フロントチームやミドル・バックオフィスなどのチームに分かれており、他のチームの業務内容が透明ではありませんでした。横の連携や意思疎通が不十分であり、業務の透明化が求められていました。また、複数のタスクが並行して行われていたが、優先度が曖昧でリソースが分散し、結果に結びつかないことが多かったです。さらに、PDCAを回す組織にするためには課題がありました。タスクが途中で中断されたり、放置されることがあり、結果的に成果が出せない状況でした。
改善の施策
これらの課題を解消するために、OKRを導入することを考えました。OKRは組織課題にフィットする経営ツールとして、結果を出すための目標管理手法として適していると感じました。導入の際には、OKRに特化した「Resily」というサービスに興味を持ちました。Resilyは他の企業と比べてもOKRに特化しており、OKR導入のプロセスや実践方法をサポートしてくれる点で魅力的でした。
導入後の効果
Resilyの導入により、まずOKRが可視化されることで、各チームの業務内容やリソース配分が明確になりました。さらに、カスタマーサクセスのサポートによって、Resilyの導入を成功させることができました。Resilyの伴走者としての役割は重要であり、会社の文化変革を推進する上で効果的でした。
また、OKR導入によって月次のウィンセッションや上位チェックインという会議が実施されるようになり、会社の動きがOKRに基づいて変わり、業績を上げる起点となりました。さらに、ウィンセッションでは各チームの進捗を共有し、リモート環境でも気持ちよく仕事が進められるようになりました。
導入した製品:Resily
Resilyの製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/34872/
Resilyの事例一覧はこちら→ https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=34872
導入事例3:株式会社ディスカバリー(導入製品:Co:TEAM)
「バリュー浸透」と「再現性のあるマネジメント」によって、150%成長に耐えうる骨太な組織へ
業種 | 企業規模 |
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IT・情報通信 | 21名-50名 |
導入前の課題
会社の目標管理制度において、期中に目標のブレが生じることが課題となっていました。特に定性目標は曖昧さが生じやすく、社員の成長や評価に影響を与えていました。また、マネージャーの多忙さから部下の振り返りをサポートすることが難しく、マネジメントの実態を把握することが困難でした。
改善の施策
まず、定性目標の管理においては、月毎に振り返りの機会を設けることで社員の成長を支援し、正確な評価を行うために重要視しました。また、マネージャーのPDCAをサポートするために、マネジメントの実態を可視化する仕組みを導入しました。これにより、人材の定着や成長と成果を両立したマネジメントを推進することが可能となりました。
導入後の効果
目標管理制度の改善により、定性目標のブレが軽減され、社員の成長が促進されました。定期的な振り返りの機会を通じて、目標の進捗や内容について適切な対話が行われ、社員の意義や目的を明確化することができました。また、マネジメントの実態を可視化することで、組織の課題を把握し、経営陣が適切な舵取りを行うことができるようになりました。これにより、人材育成と再現性のあるマネジメントが組織全体に浸透し、事業成長を支える基盤が築かれました。
導入した製品:Co:TEAM
Co:TEAMの製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/34871/
Co:TEAMの事例一覧はこちら→ https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=34871
導入事例4:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
(導入製品:MotifyHR)
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 様 配属後の新入社員の状況把握が格段に向上!各地域事業所との情報共有によって、 社内全体が人材育成をバックアップする姿勢に
業種 | 企業規模 |
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小売・流通 | 1,001名以上 |
導入前の課題
キヤノンマーケティングジャパンのエリア事業戦略本部では、全国各地に配属される新入社員の育成に課題を抱えていました。彼らとのコミュニケーションが制約され、状況把握が困難であることに危機感を抱いていました。この状況から生じる誤解や理不尽な離職を防ぐために、フォローシステムの構築が必要であると考えていました。
改善の施策
MotifyHRというHRシステムを導入することで、新入社員の育成支援に取り組みました。その中でも主に活用しているのは、パルスサーベイという機能です。定期的なアンケートを通じて従業員の状況を把握し、エンゲージメントを可視化することができます。また、新システムの導入に伴い、従業員が負担を感じないよう配慮し、指導を行っています。
導入後の効果
MotifyHRの導入により、新入社員とのコミュニケーションがスムーズになりました。定期的なパルスサーベイにより、彼らの状況を把握し、必要な時に積極的に対応することができるようになりました。さらに、システムを活用することで不安や孤独を排除し、心理的安心性を高めることができました。MotifyHRの効果を受けて、今後はデータの公開や中途採用への拡大を検討し、より効果的な利用方法を追求していく予定です。
導入した製品:MotifyHR
MotifyHRの製品情報はこちら→https://digi-mado.jp/products/34418/
MotifyHRの事例一覧はこちら→https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=34418
導入事例5:小谷野会計グループ(導入製品:Goalous)
メンバー個々人の 目標への意識が向上し、 初の予算達成を実現しました。
業種 | 企業規模 |
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金融 | 21名-50名 |
導入前の課題
当社では、メンバーそれぞれの収益意識や目標達成意欲などの当事者意識が低い課題がありました。これは、短期的なスキルアップを目指して2~3年での転職が多かったことや、組織の目標に対する個人の関与が低かったことが要因でした。組織マネジメント側も目標へのコミットメントを強く伝えておらず、マネージャーとメンバーの意識のギャップやコミュニケーション不足が生じていました。また、コロナ禍により働き方も変わり、コミュニケーション不足が一層深刻化していました。
改善の施策
組織の在り方を変え、メンバー同士の相互理解を深める環境を整えるために取り組みました。具体的な目標数値を設定することが不可欠であり、それまで行われていなかった個人の目標設定を導入前に実施しました。また、非現実的な予算ではなく、頑張れば達成可能なレベルの予算を設定しました。さらに、Goalousの導入を検討し、組織の目標達成意識を高めるために活用することにしました。
導入後の効果
Goalousの導入により、目に見える成果や実感を得ることができました。運用開始時に個々のメンバーに目標数値を割り当て、それをGoalous上で共有しました。これまで予算達成ができなかった組織でも、前回の下半期で初めて予算を達成することができました。施策の効果として、メンバーが数字を意識し、頑張ってくれるようになり、結果として会社の業績も向上しました。また、Goalousを通じて、メンバー同士の繋がりやお互いの頑張りが見える化され、刺激を受ける機会が増えました。これにより、徐々にメンバーの意識が変わり、共感や連鎖反応が生まれ、強い組織へと成長していくことを期待しています。
導入した製品:Goalous
Goalousの製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/34106/
Goalousの事例一覧はこちら→ https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=34106
導入事例6:株式会社Waris(導入製品:Himanager)
HiManagerを活用し、リモートワーク環境でのチーム連携強化・称賛文化の醸成を実現。【株式会社Waris様】
※出典:HiManagerを活用し、リモートワーク環境でのチーム連携強化・称賛文化の醸成を実現。【株式会社Waris様】|ハイマネージャー / HiManager|note
業種 | 企業規模 |
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人材サービス | 21名-50名 |
導入前の課題
弊社はリモートワーク環境で全社員が働いており、地理的な分散があります。このため、リモートマネジメントが必要不可欠でした。雇用契約形態も多様で、稼働時間も異なるため、個々の活動が属人的であり、チームの目標や活動が見えづらく、チーム間の連携が困難でした。また、組織の規模も拡大し、協力関係や連帯を促進しながら事業を進めるためには、全員が共有する目標を明確にする必要がありました。そのため、OKRの導入を検討していました。また、チーム間の迅速な連携のために1on1やチームミーティングを導入していましたが、OKRの運用において共通のコミュニケーションツールが必要であると感じていました。
改善の施策
HiManagerを選定した理由は、OKRの進捗、1on1、アップデート、称賛などの機能がオールインワンで管理できることでした。OKRの運用において見やすく使いやすいOKRツリー画面を求めており、HiManagerが他のツールよりも操作性と視認性に優れていると判断しました。また、個別のツールを使用するとコストがかかるため、HiManagerのようなオールインワンのツールを選ぶことで、全ての機能を揃えながらコストを抑えることができると考えました。
導入後の効果
HiManagerの導入により、個々のメンバーの目標が可視化され、セルフマネジメントが促進されました。週次のアップデートや1on1のデータ蓄積により、マネージャーがメンバーの状況をリアルタイムに把握し、マネジメントがしやすくなりました。また、メンバー間での称賛が共有されることで、バリューの浸透と称賛文化の醸成が促されました。さらに、ナレッジシェアが活発化し、組織内のコミュニケーションが円滑化しました。また、HiManagerのサポートにより、導入初期のフォローアップやシステム的な要望への迅速な対応が可能となり、スムーズな運用が実現しました。
導入した製品:Himanager
Himanagerの製品情報はこちら→https://digi-mado.jp/products/34105/
Himanagerの事例一覧はこちら→https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=34105
OKR管理ツール製品の比較一覧
製品のおすすめポイント
- エクセル利用も可能、グラフ化してバラツキを確認
- 他人事システムとの連携で煩わしい手間を削減
- 評価シートを細かく定義、OKR管理できる
製品のおすすめポイント
- 事実ベースのフィードバックによりプレイヤー、メンターの成長に繋がる
- 目標を明確化し、社員の状況が分かり、自発性もアップ
- 外部ツールやスマートフォンにも対応
製品のおすすめポイント
- 個人やチームの目標をツリーで管理できるようになる
- 簡単に数値目標を更新して適切なアクションが可能
- 定例会議や1on1の振り返り機能に優れている
製品のおすすめポイント
- パフォーマンス・マネジメントによって人事評価を支援
- 成長/キャリア開発目標を可視化して計測可能になる
- 適正な評価とモチベーションの向上を支援する
製品のおすすめポイント
- 従業員を目的に導くことが簡単にできるようになる
- 週ごとに行われる会議によって、より実践的な仕事ができる
- より生産的かつ効率的に業務を行えるようになる
製品のおすすめポイント
- 営業の数字目標だけでなく、定性目標も設定可能
- 進捗をツリー・グラフ・カンバン形式で確認可能
- テレワークのコミュニケーションを活性化させる
製品のおすすめポイント
- オンボーディングプロセスをシステム上で表現できる
- 1on1により、部下を成功体験へ導き成長させられる
- エンゲージメントサーベイにより従業員のやる気を把握
製品のおすすめポイント
- フィードバックや振り返りによって組織のエンゲージメントを高める
- 目標意識を高め、自律的に働くようになる
- 充実した機能によって業務改善化につながる